2月27日に、
市川手児奈文学賞・市川市主催の
「心と言葉〜子どもの感性・表現をどう引き出すか〜」という公開座談会に行ってきました。
当日は、短歌、俳句、川柳の、手児奈文学賞選者の先生方と、実行委員長の吉井道郎さん、顧問の神作光一さんがいらっしゃり
市川市の小中学校の先生方とともに、上記のテーマについて話し合われました。
市川市では、
手児奈文学賞のほかに、小学校への
「出前授業」を行っています。
熱心に取り組まれている学校では、そのほかに校内の短歌コンテストや百人一首大会、異学年と一緒の句会を開催したり、
学級便りで短歌を紹介したり、子ども達に短歌日記を書かせたり……と、
さまざまな取り組みが行われているという報告がありました。
また、昨年は教員への短歌の指導も行ったそうです。
わたしも数回、小学校で短歌授業を開催しましたが
先生方にも「短歌は難しい、わからない」という意識が少なからずあるようですので、これはとても良い取り組みだと感じました。
そのほか、修学旅行中に俳句を詠み、「奥の細道」のような紀行文を書いていた中学校もありました。
また、こんな真面目な座談会の中で、ちょっと恥ずかしかったのですが
わたしの
《親子短歌あそび会》の内容なども、例のいろいろな小道具を見せて説明しました。

詳しくはカテゴリ《

親子短歌あそび会

》をご覧ください。
それから、このような取り組みに「どうしたら、親御さんたちに参加してもらえるか」という話がありました。
学校の勉強としての取り組みと、わたしの《親子短歌あそび会》とは、
目的なども違いますし、教員でないわたしが言うのはおかしいかもしれませんが、
わたしは、まず、
子ども達に「楽しかった
」という体験をさせることが大切ではないかと思います。
「まずは短歌(俳句、川柳)の歴史から…」ではなく、
「まずは短歌(俳句、川柳)の楽しさから」伝えていくと良いと思うのです。
学校の授業となると、どうしても歴史や作品の添削が必要になるとは思いますが、
まずは「短歌(俳句、川柳)って楽しいね

」という体験をさせれば、子どもたちは、家に帰ってからも、お母さんにそのことを伝えるはずです。
そこから、親御さんたちにも、興味を持ってもらえるのではないかと思います。
《親子短歌あそび会》では、お母さんと一緒に楽しむのですが(短歌のリズム遊び、短歌クイズ、絵本をつかった付け句など)、
終わったあとに、子ども達も「楽しかった〜」と言ってくれ、
お母さん方も「短歌ってむずかしいと思ってたけど、おもしろいんだね」と言ってくださることが、わたしは一番うれしく思います。
ちなみに、わたしは、中学時代、伊勢物語を勉強した時、その中の恋の歌に「和歌で恋の勉強(?)ができるんだ〜

」と思い、
和歌、短歌に興味を持ち始めたのです

中学では、紀行文のほかにも、恋の歌を取り上げたら、いいかもしれませんよね。
また、折しもその当時、俵万智さんの
「サラダ記念日」がベストセラーになっていて、私も読んだものです。
「サラダ記念日」のような歌集が再び出現したら,お母さまたちに興味を持ってもらうきっかけになるのでしょうけどね。
でも、とても有意義な座談会でした。
市川市のこれらの取り組みが、もっともっと発展していくことを願っています